マクロビオティックを詳しく知りたい

 マクロビオティックとは人の健康と地球の健康を大きな視野で見ることです。では、そのような視野から『食』を考えると、人間はいったい何をどのように食べたらいいのでしょうか。

 それを考えるには、栄養学や生理学などのミクロな視点を包含しつつ、そこに欠けている『全体』とのつながりを考慮していく必要があります。

 こちらではマクロビオティックにおける基本的な考え方を紹介いたします。


食養法(しょくようほう)

 『食養生』、『食養』ともいい、東洋医学における食事の摂り方のことです。 心身をバランスの良い状態に保つ食生活についての考え方と病気を予防する日常の食事のあり方を示すものです。飽食の時代と言われる現代、不規則で栄養的に偏った食事を繰り返すことで、メタボリックシンドロームや生活習慣病になる人や、精神的にもバランスを崩す人が激増しています。


 『医食同源』という言葉がありますが、意味は日頃からバランスの取れた美味しい食事を摂ることで『未病』が『病気』に伸展することを予防しようとする考え方を言います。マクロビオティックがまさにそれです。ガンを患った方がマクロビオティックのような食事療法で病状が改善されている実例も多数あります。


食の三原則

マクロビオティックの食事法は次の三つの原則に基づいています。

身土不二(しんどふじ)

 人間は生物として、環境と密接に関わり合っています。環境に適応するには、暮らしている土地でできる季節の産物を取るのがいちばんです。できるだけ国産の食材をとるようにしましょう。

一物全体(いちぶつぜんたい)

 ひとつのものを丸ごと食べるということです。全体は、部分の総和ではありません。全体であることによる、特別の働きがあるのです。ですから、適度な精白や精製は行いません。また野菜は、皮や根もなるべく食べるようにします。

陰陽調和(いんようちょうわ)

 体をゆるめる、冷やす働き、精神をリラックスさせる、周囲と穏やかに協調させる働きを『陰性』といいます。反対に体を収縮させ、温める働きを、また精神の集中力と独立性を高める働きを『陽性』といいます。

 この二つの力の動的なバランスがとれている状態のことを本当の健康といいます。食べ物がもつ『陰性』と『陽性』を把握し、体調や季節に合わせて上手に取り入れることで、心身共に健康を維持・促進することができます。


純正自然食品

 自然農法や有機栽培の安全な農産物を食べるようにします。調味料などは、伝統製法により、自然な持ち味を十分に生かしたものを使います。食品添加物を使用したものは避けるようにしましょう。


自分を癒し、地球を癒す

 マクロビオティックは、欧米をはじめ世界各国に広まっています。個々人に心身の『健康』や『長寿』をもたらすのはもちろんですが、理由はそれだけではありません。地球の『健康』や『長寿』にも役立つからなのです。

 

 言い替えれば『エコロジー的』だということ。

 

 マクロビオティックは自分の生命を大きな視野で見ることだけにとどまりません。というより、そうするためには必然的に社会や環境、他の生命も含めて、大きな視野で見ていかなければならないのです。

 

 肉の食べすぎと生活習慣病の関係は、アメリカなどではかなり早くから指摘されていました。これは個人にとっての影響といっていいでしょう。けれど、もう 少し大きな視野をもって見ると、もし蓄肉動物に食べさせるだけの穀物を代わりに人間が食べるようにすれば地球上で今の数倍の人口が増えると試算する人もい ます。つまり、飢餓の問題に一つの解決の方向が示せるのです。

 

 また、農薬や化学肥料を使わずに作った野菜や穀物が人の健康に良いのは当然ですが、そのような土や自然の力を生かした農業が地球環境の浄化につながるのを忘れてはなりません。基本的に自分が住んでいる土地で獲れるものを食べるようにすれば、輸送に使われるエネルギーの節約にもなります。

 

 地球の環境がよくなれば、すべての生命が、もっともっと健康になっていけます。地球を癒すことが自分を癒すことにもなるのです。


マクロビオティックの具体的な実践方法

 マクロビオティック実践の基本は、まず『食』です。

 

 古き良き時代の人たちは動物や魚の肉はほとんど食べず、穀物や野菜を食してきました。食こそ貧しくても現代における生活習慣病(ガン、心疾患、脳疾患、 高血圧、糖尿病など)を患う人はとても少なかったと聞きます。この生活習慣病と言われるものは飽食の時代に生きる現代人の欲の副作用なのかもしれません。

 

 マクロビオティックでは動物性のもの(肉類、魚、牛乳、卵など)、特に肉はあまり食べず、無農薬・自然農法の穀物や野菜を中心とした食事を摂ります。野菜は原則として、その土地・その季節に獲れるものを食べるようにします。

 

 難しい理屈はともかく、あなたがもし『食生活を変えたいな』と思っているところだったら、まずは変えてみませんか?きっと日常生活の中で小さな癒しの奇蹟が起こるでしょう。


正しい情報と正しい知識

 今はテレビやラジオ、メールやインターネットなどから得られる数多くの情報で溢れています。特にインターネットなどで発信されている情報の中には、一見お得でお手軽な情報に見えても実は消費者の不利益に蓋をし、企業やお店の利益を優先させているような誤解を与えるかねない表記となっているものもしばしば見受けられます。

 

 こんな時代だからこそ正しい情報を見分ける力が求められます。しかし、マクロビオティックに触れて日が浅い方などにとっては真贋の判断はとても難しいものです。マクロビオティックを間違った情報、間違った知識、間違った方法で実践し、体調を崩される方も残念ながらいらっしゃいます。こうなってしまうとマクロビオティック自体を間違ったもの、眉唾物と誤解されかねず、私たちにとっても誠に不本意です。マクロビオティックを実践するにあたり、正しい知識を身につけるということが大前提であり、とても大事なことなのです。

 

 たちばなやでは、より多くの方に様々な情報をお伝えしたくインターネットなどを活用させていただいておりますが、本来は対面でお客様に接するということを大切にしております。お店に足を運んでいただいたり、料理教室に参加していただくことで、同じ悩みをもつ仲間と出会う機会にもなりますし、仲間同士で情報を共有できるというメリットもあります。創業25年の実績と経験をもとに当店のスタッフが直接お客様のお話を聞きながら適切なアドバイスをさせていただくこともできますので是非一度お立ち寄りください。

 

 たちばなやではお客様に最新で正しい情報を身につけていただいた上で、健康で楽しいマクロビオティック生活を送っていただきたいと願っております。